日本にいる中国人夫の浮気にどう対処する?

中国人の夫の浮気が発覚し、離婚を考えるようになった場合にはどうすればよいのでしょうか。夫は日本に滞在している中国人で、同じく日本にいる中国人女性と浮気しています。中国人が日本人と結婚するのはお金や結婚ビザが目当てとよく言われますが、夫は日本に滞在したいがために結婚したのでしょうか。浮気に対する慰謝料を請求し、夫のビザを取り消してもらうことはできるのでしょうか。

結婚ビザ目当ての偽装結婚?

外国人が日本人と結婚しても、日本に滞在できるビザが自動的にもらえるわけではありません。「日本人の配偶者等」として在留資格を申請する必要があります。「日本人の配偶者等」としての在留資格とは、一般的に「配偶者ビザ」「結婚ビザ」と呼ばれているものです。

ビザ目当てに日本人と形だけの結婚をするという、いわゆる偽装結婚は後を絶ちません。「日本人の配偶者等」としての在留資格を申請するためには、偽装結婚ではなく法律上も実質上もちゃんとした夫婦であることを入国管理局に証明する必要があります。あなたと夫が同居しており夫婦としての実態があるのであれば、偽装結婚には該当しないと考えられます。

「日本人の配偶者等」の在留資格があり、結婚後日本に3年以上在留していれば「永住者の在留資格」(=永住権)を得ることができます。永住許可申請の際には、配偶者の戸籍謄本や住民票、身元保証書などの書類が必要になります。つまり、夫が永住許可を申請するには配偶者であるあなたの協力が不可欠なのです。

いったん永住許可が下りてから日本人配偶者と離婚しても永住許可が取り消されるわけではありません。浮気という民事上の問題と法務省が管轄の永住許可はまったく別の問題なので、切り分けて考える必要があります。

中国人の不倫にはお金が絡む

日本では、不倫は「婚外恋愛」などと言い表されます。配偶者以外の人を好きになってしまって、ダメだと思いながらも気持ちを抑えられず…というのが日本人がイメージする不倫だといってよいでしょう。一方、中国人にとっての不倫には日本のようなロマンチック要素はなく、基本的にお金が絡むものです。

中国人男性にとって若く美しい愛人を持つことは、ブランド品で着飾ることと同様にステイタスとなります。日本と異なり中国では愛人は日陰の身ではなく、社交的な場にも堂々と同伴します。また、若い女性たちも贅沢をさせてくれるお金持ちの男性の愛人になることをためらいません。中国人の不倫は日本人と比べ、はるかに即物的で拝金主義的だといってよいでしょう。

夫がお金を持っているのなら、お金目当ての中国人女性が寄ってくることもあるでしょう。夫のほうもステイタス感覚で遊んでいるのかもしれません。お互いに本気になっているというより、お金とステイタスという双方の利益が合致した結果としての中国式不倫なのではないでしょうか。

中国人夫にも慰藉料請求できる

日本での浮気であれば日本の法律が適用されます。中国人の夫や浮気相手に対しても、日本の民法に基づき慰謝料請求することができます。夫がすんなり浮気を認め慰謝料請求に応じるとは考えにくいため、訴訟となった場合に備えて浮気の証拠は必ず確保しておいてください。あなたとしては浮気した中国人夫には日本にいてもらいたくないでしょうが、夫や浮気相手が帰国してしまうと慰藉料の強制執行は難しくなるので注意してください

夫婦として暮らしていたという実態があるなら、夫はビザ目的であなたと結婚したわけではないと考えられます。文化や価値観の違いなどから二人の心がすれ違ってしまったのかもしれません。中国人の夫は浮気に対して日本人であるあなたとは異なる考え方を持っているとも考えられます。ケンカ覚悟で夫と本音で向き合い、どうしても気持ちの溝が埋められなかったら離婚を考えればよいのではないでしょうか。

浮気と永住許可は別の問題

浮気が日本国内でおこなわれたのであれば、夫・浮気相手が中国人でも慰藉料請求は可能です。法務省が管轄の永住許可と民事上の浮気・離婚はあくまで別の問題なので、永住許可後に日本人配偶者と離婚しても永住許可が取り消されるわけではありません。