こんなに尽くしているのに浮気されるのはどうして?

世話好きで尽くすタイプの女性は、妻というよりも夫の母親的存在になってしまいがちです。夫を世話してあげたいという気持ちが強く、献身的に料理や家事、身の回りの世話をしますよね。いつも精一杯尽くしているにもかかわらず夫に浮気されてしまったら、どうすればよいのでしょうか。

家庭を居心地のいい場所にすれば夫は戻ってきてくれるといわれる一方で、尽くす女は逆に浮気されやすいともいわれます。夫に浮気をやめさせるには、どうしていけばよいのでしょうか

家庭を居心地よくすれば夫は戻ってくる?

「浮気した夫に戻ってきてほしかったら、怒ったり束縛したりするのは逆効果。家庭を居心地のよい場所にすれば自然と、夫は家に帰ってきたくなる」とよくいわれます。これは本当なのでしょうか。

まず、夫が浮気する理由について見ていきましょう。夫の浮気には2つのパターンがあります。もともと浮気性である夫が軽い気持ちで浮気するパターンと、本来は浮気性でない夫が何らかのきっかけで浮気に走ってしまうパターンです。後者の魔が差して浮気してしまったケースでは、夫は心の中に罪悪感を抱いています。この場合は、妻が居心地のよい家庭を維持しようという健気な姿勢を見せることで、怒ったり責めたりするよりもはるかに効果的に夫を反省させることができます。裏切られてなお夫を信じようとする姿に、夫はぐっとくるからです。

一方、もともと浮気への心理的ハードルが低い夫の場合には、居心地のよい家庭作戦はうまくいきません。夫が良心の呵責を感じていない以上、あなたがどんなに尽くしても夫の心に響くことはないでしょう。

尽くす女性は浮気されやすい面もある

男性は基本的にハンターの本能を持っています。興味を持った相手を自分から追いたい生き物なのです。手に入れた獲物(あなた)より、まだ手に入れていない新たな獲物に目移りしやすいのが男性の性です。

「一度は手に入れたけれど、いつ他の男に奪われてしまうかわからない」と男性に思わせるような女性だと、夫の側もうかうか浮気などしていられません。しかし、何をされても文句を言わず献身的に尽くしてくれるあなたは「絶対に自分から離れていかない」「完全に自分のもの」と男性から認定されています。夫に一度でも認定されてしまえば、夫の中であなたは「女」ではなく、母親、家政婦のような存在に格下げされます。そして夫はよその女性に「女」を求めるようになるのです。

尽くすタイプの女性は愛情豊かで気持ちの優しいところが魅力ですが、浮気性の夫との組み合わせでは長所がマイナスに作用してしまいます。あなたがよかれと思って尽くせば尽くすほど逆効果です。「あれだけ尽くしたのに浮気された」のではなく「あれだけ尽くしたからこそ浮気された」というのが現実なのです。

尽くす行為に逃げてはいけない

夫に尽くすこと自体は決して悪いことではありません。しかし夫の浮気が発生している以上、あなたの気持ちは一方的なものになってしまっていることをちゃんと認識すべきです。浮気問題を根本的に解決したいなら、いちど夫婦のあり方を見直してみなければなりません。

自分の心の奥を覗いてみてください。どれだけ夫に尽くしても、あなたにはまったく苦にならないはず。言い方を変えれば、あなたにとっては尽くすことこそ最も安易かつ楽な道なのです。あなたが浮気されてもなお夫に尽くすのは、夫がよその女性に走った本当の理由から目を背け、世話焼きという自分が最も得意とすることに逃げているからといえるのではないでしょうか。

浮気は夫婦の間の信頼感を破壊する行為です。それほど深刻な問題を夫が引き起こしたとき、あなたは夫ときちんと向かい合いましたか? 尽くせば夫は戻ってきてくれるというのは、あなたにとって都合のよい思い込みに過ぎません。

自分の存在価値を自分で確立しよう

相手が間違ったことをしたらきちんと意見するのが本当の愛情というものではないでしょうか。夫にひたすら尽くすという行為は夫のためを考えているようで、実はあなた自身が満足感や充足感を得ているのです。そしてあなたが夫をひたすら甘やかすことで、夫はどんどんダメな人間になっていくでしょう。お互いが相手に依存しあう共依存に陥らないようにするには、あなたが尽くすこと以外で充足感を得られるように自分を変えなければなりません

夫のことではなく、まず自分のことを第一に考えてみてください。夫の世話よりもあえて自分の趣味や仕事などに打ち込んでみることで、夫への精神的依存から少しずつ解放されていくでしょう。夫に尽くすより、夫から尽くされる女性を目指してみませんか?

浮気解決には献身よりも自立が必要

夫がもともと浮気性である場合、いくら尽くしても改心に結びつくことはありません。尽くすという行為が夫のためを思っているようで実はあなた自身の満足感や充足感のためなのではないか、いちど自問してみる必要があります。夫と共依存関係に陥らないようにするには、夫への精神的依存を克服しなければなりません。まず自分の世界を充実させていくことを目指しましょう。