ラブホテルで何もしないことなんてあるの?

夫が浮気相手と思われる女性とラブホテルに泊まったことが判明。ただ、夫はラブホテルに行ったことは認めているものの、セックスはしてない、二人で休んだだけと言い訳をしています。ラブホテルに男女で入ってセックスはしていないなんてことはありうるのでしょうか。ラブホテルに泊まったことで慰謝料請求は可能でしょうか。

「休んだだけ」なんて言い訳は通じない!

女性と二人でラブホテルへ入ったけれど、セックス(挿入)はしていないなんていう言い訳は通るのでしょうか。社会通念上、ラブホテルというのは男女が性行為をおこなうために利用する場と認識されています。万一性行為がなかったとしても、「異性と二人でラブホテルに入った」という事実だけをもって、浮気(性行為)したと認定されうるのです。

部屋の中で実際に性行為が行われたかどうかは本人たちしか知りようのない話です。「悪魔の証明」という概念がありますが、消極的事実すなわち「なかったこと」を証明するのは非常に困難です。最終的には、あなたが夫のことを信じることができるか、できないかという問題になります。夫と浮気相手はラブホテルで本当に休んでいただけだとあなたが信じられるのであれば、浮気疑惑は収束します。ただし、誤解を招くような行動をしたことを夫が反省し、今後はふるまいを慎むようになるかは未知数だということは頭に入れておいてください。

夫の言葉はウソ?ホント?

夫の言葉は信じられないと考えるのであれば、実際に浮気があったのだと仮定して考えを進めましょう。ラブホテルへ女性と入ったという、決定的とも思える証拠を前にしてなお夫が浮気を否定するのは、自己保身しか考えていないからです。夫にとっては浮気を認めることに何のメリットもありません。しらを切り通してあなたの根負けを待つのが夫の作戦です。あなたにしてみれば、夫に浮気を認めさせ、謝罪させてから離婚か再構築か検討したいところでしょうが、たとえ性行為中の写真を突きつけられても夫は浮気を認めないと考えたほうがよいでしょう。

慰謝料請求や離婚の際には、夫本人に浮気を認めさせる必要はありません。調停や裁判となったときに、浮気があったことを第三者に証明できればよいのです。

慰謝料請求はまだ早い

慰謝料の金額は浮気の回数や悪質性、期間、子供の有無、収入などを考慮して算定されます。1回限りの浮気よりも複数回に及ぶ浮気のほうが当然、慰謝料の金額は上がります。また、身元がわからないことには浮気相手に慰謝料請求することはできません。夫につめよっても何も得られない以上、いったん追及をストップして作戦を練り直すことをおすすめします。

夫が浮気を認めないのであれば、あなた自身が浮気の客観的な証拠を集めるしかありません。警戒されないよう表面的には夫の言葉を信じたふりをして、水面下で浮気の証拠を集めましょう。注意したいのは、慰謝料請求の対象となるのは夫が女性とラブホテルへ入ったこと自体ではなく、その中でおこなわれた(であろう)性行為だということです。夫が性行為を否定するのであれば、あなたのほうが浮気の事実を証明しなければなりません。性行為中の動画・画像など浮気を決定的に証明できる証拠がないか、夫のスマホやパソコンを調べてみましょう。「この前のラブホでのH、よかったね」など肉体関係を推測させるメールのやりとりやカーナビの記録、ラブホのレシートやポイントカードなども証拠になります。

夫と浮気相手はこれからもラブホテルを利用して浮気するかもしれません。夫のスマホをチェックしたり、帰りが遅い日や休日にひとりで外出する日を記録にとったりしておけば、逢い引きのパターンが見えてくる可能性があります。探偵を雇うのも一つの方法です。夫と浮気相手がラブホテルに出入りする写真などを撮ってもらったり、浮気相手の名前や身元を調べてもらったりなど、プロの技を借りることも検討してみてください。

「ラブホテルへ二人で行ったけどセックスはしていない」など、人をバカにした話ですよね。夫を今以上に増長させないためには、あなたが毅然とした態度を示さなければなりません。今はどうしても気持ちが動揺してしまうかもしれませんが、ラブホの件はいったん脇において、まずは落ち着いた時間を過ごして自分を取り戻してくださいね。

決定的な証拠をおさえよう

社会通念上、ラブホテルは性行為をおこなうために利用する場と認識されています。実際に性行為があったかなかったかは別として、男女が二人でラブホテルを利用すれば性行為をおこなったと認識される可能性があります。ただし、1回限りのことであれば高額の慰謝料にはならないと考えられます。その他の証拠もあわせて集め、夫の浮気を証明する必要があります。