ただ泊まっただけなんて信じられない!

男友達の家に泊まりに行くと言っていた夫。しかし実際には女友達の家に泊まっていたことが判明しました。夫は女性の家に泊まったことは認めても、「浮気はしていない。ただ泊まっただけ」と言います。妻に嘘をついて女性の家に泊まりに行って、何もないなんてことはあるのでしょうか。本当のところを話してもらい、きちんと謝罪してもらいたいと思っているのに夫が一向に認めようとしないとき、どうしたらよいのでしょう。

泊まりに行くこと自体は浮気にならない

既婚の身であるにもかかわらず女友達の家に泊まりに行くなんて、本当に許しがたい行為です。受け入れる女友達のほうもどうかしています。普通に考えれば、女友達の家に泊まったという事実があれば即浮気ということになりそうですが、一般的な意味での浮気と法律上の浮気はイコールではないことに注意が必要です。

法律上の浮気は不貞行為といい、「配偶者のある者が自由な意思に基づき配偶者以外の者と性的関係を持つこと」と定義されます。性的関係とは肉体関係(セックス)もしくは類似行為であり、キスやデートのみでは基本的に不貞行為とはみなされません。女友達の家に泊まるという夫の行為は倫理・道徳的には完全に浮気ですから、あなたが怒るのは当たり前です。ただ、離婚や慰謝料請求を視野に入れているなら、夫の行為が法律上の浮気にあたるのかを検討してみなくてはなりません。

法律上の浮気では、夫が女友達の家に泊まったこと自体ではなく、女友達と肉体関係を持ったか否かが問題になります。社会通念上、男性が女性の家に泊まったとなれば肉体関係があったと推測されるでしょう。ただし、肉体関係を証明するためにはただ泊まったという事実だけでは十分ではありません。例えば女性の体調が悪くなり、他に親類や友人もいないため夫が看病したという言い訳も成り立ちます。女友達の家に泊まったという行為は非常に疑わしくはあるものの、浮気(肉体関係)があったと断定することまではできないのです。

夫は絶対に浮気を認めない

夫と女友達の間に肉体関係があったのかなかったのかは当人同士しかわからないことです。夫にとっては浮気を認めるメリットは何もないので、シラを切り通すのが得策と考えているはず。いくら正面から夫を問い詰めても決して白状しないでしょう。無益な正面攻撃は避け、多方面から攻めてみましょう。

既婚の男性が独身女性の家に泊まりに行くというのは、通常では考えられない非常識な行為です。非常識な行為を平気でする夫と浮気相手は他にも非常識な行為をいろいろ重ねていると考えられます。水面下で監視していれば、きっとまた浮気のシッポを出すはずです。女友達の家への出入りにしても、一度だけであれば言い訳の余地がありますが、二度三度と続けば二人が肉体関係を持っていることの強力な裏付けになります。あなたにとっては辛いことですが、あえて夫を泳がておくという選択肢も検討してみることをおすすめします。

夫と相手女性が肉体関係の存在をうかがわせるようなメッセージのやりとりなどをしていたら、浮気の事実を補強する状況証拠の一つになります。夫のスマホをできるだけチェックし、やり取りや画像・動画などがあれば撮影したりバックアップをとったりして証拠保全しておいてください。夫の車に小型GPS発信器を取り付けたり、車内に小型レコーダーを仕掛けておいたりするのも有効です。浮気相手に慰謝料請求するためにも、相手女性の身元もできるだけ調べておくことをおすすめします。

いまは証拠集めに専念しよう

浮気相手の家に平然と出かけていく夫。浮気への罪悪感もあなたを尊重する気持ちもまったく持っていないのでしょう。夫に倫理観が欠けている以上、このさき自分の態度を反省したり浮気をやめたりする可能性は残念ながら低いのが現実です。現実を受け入れた上で、あなた自身の今後の人生を考えていかなければなりません。

離婚や慰謝料請求を考えるなら、浮気の証拠がものを言います。今は夫とムダに言い争うのは避け、淡々と浮気の証拠集めをしましょう。夫との直接対決では負けてしまっても、調停委員を交えた対決なら証拠を持っているあなたが有利になります。仮に夫が浮気を認めたとしても、夫婦関係の根本的な解決にはならない可能性もあります。大事なのは謝罪にこだわることではなく、あなたが心穏やかに毎日を生きられるようにすることではないでしょうか。

謝罪よりも証拠保全を優先

夫がいちど女友達の家に泊まりに行ったというだけでは、肉体関係の存在を証明することまではできないので注意してください。浮気の事実を証明するには、夫が浮気相手の家へ複数回出入りする写真などの証拠が必要です。慰謝料請求や離婚の局面で優位に立つためには、夫を正面から問い詰めるより証拠探しに注力することをおすすめします。