二人で食事=デート?

夫が職場の女性を食事に誘っています。夫のスマホを見たところ、二人で仲よさそうにメールのやり取りをしており、恋愛関係をうかがわせるような内容もあります。よその女性と二人きりで食事することは浮気になるのでしょうか。また、二人の仲がこれ以上発展しないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

外食だけでは浮気にならない

離婚や慰謝料請求の理由としての浮気を「不貞な行為」といいます。不貞な行為とは、配偶者のある者が配偶者以外の者と自分の意思にもとづいて肉体関係を持つことを指します。あなたにとっては、よその女性と食事したりメールのやりとりをしたりするという夫の行為は浮気だと感じられるでしょう。でも、食事やメールのやりとりだけでは、法律上は不貞な行為(浮気)には該当しません

メールのやりとりに恋愛や性に関する内容が含まれていたとしても、それだけでは肉体関係の証明にはなりません。ふざけていただけと言い逃れされてしまってはそれまでなので注意してください。

職場の女性を食事に誘うのは下心があるから?

結婚後、配偶者以外の異性とどのように接するかは人それぞれです。配偶者や周囲の人に余計な誤解を与えないよう、異性とは二人きりで会わないと決めている人もいれば、独身時代と同じように交友を楽しみたいという人もいます。配偶者が自由に異性と会うのを容認している人もいれば、絶対に許せないという人もいます。また、既婚の異性と二人きりで会うのは避けるようにするという人もいれば、気にせず会うという人もいます。

既婚者が異性を食事に誘うのは浮気目的とは限りません。単純に会話を楽しみたい、仕事上の相談をしたいなどの場合もあります。しかし恋愛感情をほのめかすようなやりとりをしているのは食事以前の問題です。夫と女性は互いに異性として好意を持っていることは確実です。現時点では二人の仲が肉体関係にまで発展しているかどうかは断定できませんが、早めに対処しないと二人はどんどん接近していくおそれがあります。

二人の仲をこれ以上発展させないようにするには?

夫にスマホを突きつけ、食事やメールのことを問いつめるのは絶対にやめてください。疑いを招くようなことをした夫が悪いとはいえ、他人のスマホを勝手に見るのは決してほめられた行為ではありません。夫は激怒し、あなたは夫からの信頼を無くしてしまいます。夫の中ではあなたへの評価が下がた分、相手女性への評価が上がるということを忘れずに。夫に下心がなかった場合はよけいに、あなたの行動に幻滅してしまうでしょう。まずは、夫が浮気している場合に備え、やりとりを撮影し証拠保全しておきましょう。そして、夫に悟られないようスマホチェックを続け、二人が食事する日時と場所を突き止めてください。

当日、夫がやたらウキウキした様子だったら要注意です。まずは何気なく、「今日の帰りは?」と聞いてみてください。やましいところがないなら「会社の同僚と食事してくる」と言うでしょう。もし夫が「飲み会だから遅くなる」など嘘の説明をしたら、その時点で浮気疑惑は限りなく黒に近いグレーになります。そうしたら「誰と一緒? 女性もいるの?」とさりげなく聞いてみてください。「女性と一緒なら、食事はいいけど浮気はダメだよ」と冗談っぽく言って、夫の目を見つめてください。夫がたじろいだり目をそらしたりしたら、すかさず「え? まさか浮気するつもりだったの? 浮気したらあなたと相手に慰謝料請求して離婚するからね!」ときっぱり言い渡してください。女性とのデートで浮かれていたとしても、夫はあなたの言葉で冷水を浴びせられた気持ちになるでしょう。離婚、慰謝料請求という現実的なワードを聞いてしまった後には、なかなか浮気する気分にはなれないはずです。以上が応急処置となります。

夫の関心を取り戻そう

食事デートはきっかけに過ぎません。本質的な問題は、夫がよその女性に関心を持ち始めているということです。離婚や慰謝料請求をちらつかせて夫の浮気心に水をさすのは一時的な応急処置にしかなりません。男性は自分の心に正直ですから、家で過ごす時間がいちばん幸せだと思えればよその女性と出かけようなどとは思わなくなります。夫がもっとあなたに関心を向けるよう、自分磨きをがんばってくださいね。

早めの対処がカギ

異性と食事したりメールのやりとりをしたりするだけでは法律上の浮気(不貞な行為)にはあたりません。食事やメールのやりとりだけをもって夫や相手女性に慰謝料請求等はできないので注意してください。スマホを見たことは夫に言わず、浮気したら離婚して慰謝料請求することを伝え、さりげなくクギをさしましょう。夫の関心があなたに向くよう日頃から努力することも大切です。