浮気夫にお仕置きしたい!

夫の浮気が発覚。関係修復するにしても、再発防止のため夫に対し何らかのペナルティを課したいところですね。懲らしめる手段はいろいろありそうですが、どのようなペナルティを課すのが効果的なのでしょうか。

浮気は犯罪行為ではないので罰則はない

まず知っておきたいのは、日本では浮気は犯罪ではないということ。昔の日本には刑法に姦通罪が設けられており刑事罰の対象でしたが、戦後の1947年に廃止されています。アメリカの一部の州やアフリカの一部の国、イスラム圏など世界の国々にはいまだ姦通罪が存在する国もありますが、日本では浮気が犯罪として罰せられることはありません。ただ、日本の法律は夫婦間の貞操義務を認めていると考えられるため、不貞行為(肉体関係を伴う浮気)は不法行為となります。不法行為を受けた側は損害賠償、つまり慰藉料を請求することができます。

慰藉料は夫と浮気相手の双方に請求可能です。つまり、あなたが浮気夫に罰を与えたいと思った場合には慰謝料を請求することもできるのですが、夫婦間で慰謝料請求しても結局は、お金が二人の間で移動するだけ。あまり実効性はないでしょう。当面は離婚を考えず再構築するのであれば、慰藉料よりも家庭内でのペナルティのほうが有効です。

罰は段階的に!初犯は軽く、再犯は重く

どのようなペナルティが適切か、具体的に見ていきましょう。いきなりハードな罰を課すのではなく、段階的に引き上げていくのが原則です。

1回目の浮気、浮気未遂のペナルティ例

  • お小遣いを減らす
  • 浮気相手の連絡先を削除させる
  • 浮気を認める謝罪文を書かせる
  • 夫が上記のペナルティを受け入れるまで、あなたは家事を放棄する

1回目の浮気はほんの出来心の可能性もあります。あなたのほうに別れるつもりがないなら、しっかりお灸を据えてとりあえず赦してあげましょう。結婚生活を続けるにつれいつの間にか、夫にとって妻はそばにいてくれて当然の存在になってしまうものです。夫が浮気相手によろめいたのは、あなたに支えてもらってこその家庭だということをつい忘れてしまったからではないでしょうか。夫が反省の態度を見せるまで家事をボイコットすれば、夫もあなたの存在のありがたみに気づくことでしょう。

2回目の浮気のペナルティ例

  • 離婚届を書かせる
  • 「次に浮気をしたら、土地・建物および車の名義は妻にする」と一筆書かせる
  • 「次に浮気をしたら、親権は妻にする」と一筆書かせる

浮気を繰り返すとなると問題は深刻です。1回目で許してもらえたのに再び裏切りを犯す夫は、自分に甘くモラルが低い性格である可能性が濃厚です。浮気は離婚に直結する行為だということを夫に理解させない限り、この先も夫はこそこそと浮気を続けるでしょう。あなたが本気で怒っていることを示すには、あなた自身が「もしまた浮気したら離婚しよう」と腹を決めることが重要です。

これはやめておこう!おすすめできないペナルティ例

避けるべきペナルティもチェックしておきましょう。

  • あなたがリクエストする物品をプレゼントさせる

夫が浮気するたびに高価なプレゼントを買わせても、解決には結びつきません。夫は結局、浮気問題はお金で解決できるのだと考えるでしょう。うるさく騒いでも、あなたの浮気への怒りはモノでなだめられるレベルのものなのだと、夫が高をくくるようになるおそれがあります。

  • あなたも浮気をする

浮気被害者であるあなたのほうも手近な異性と関係を持ち、お互い様とする荒技です。配偶者に浮気される苦痛を夫も身にしみて感じるかもしれませんが、やはり夫婦の絆に決定的な亀裂を生じさせてしまうでしょう。離婚となった際に慰謝料請求でも不利になりますから、決して手を出さないように。

  • SNSで浮気を公表・謝罪させる

夫婦である以上、夫の恥はあなたの恥です。不倫は社会的信用を失墜させる行為ですから、仕事や交友関係に多大な影響が出るでしょう。社会人にとって信用は何よりも大事なもの。夫が信用を失えばあなたや子供たちも計り知れないダメージを受けることになるのです。いくら浮気の被害者だといっても、夫を貶めるような真似をしたあなたも人望を失うでしょう。ほんの一時的には気分がスッキリするかもしれませんが、その代償はあまりにも大きいと覚悟してください。

なお、あなたが夫のアカウントに勝手にログインし、浮気について書き込みをしたりすると不正アクセス禁止法に抵触します。

「北風と太陽作戦」がおすすめ

いろいろ見てきましたが、重要なのはペナルティを与えることではなく、浮気を反省させ再発を防止することですよね。実のところ、ペナルティが持つ抑止力は限定的です。ペナルティによって多少は行動が不自由になったとしても、浮気の虫がまた騒ぎ出せば、夫は抜け道を探し出そうとするでしょう。

たとえば、盗みをすると刑罰を受けるから窃盗をしないわけではなく、人の物を盗るのはモラルに反すると心に刻まれているから盗みはしないわけです。同じように、罰が怖いからではなく、あなたを裏切りたくないから二度と浮気はしないと夫に感じさせることが大切なのです。

まずは、夫はどうして浮気に走ったのかを考えなければなりません。自分にも至らない点があったと思えるなら、謙虚に改める努力をしましょう。「私は妻で被害者なのだから何も悪くない!」と思っていても事態は良くなりません。

童話『北風と太陽』を思い出してみてください。旅人に望み通りの行動をさせるのに成功したのは、冷たい風を厳しく吹きつけた北風ではなく、ひたすら暖かく照らし続けた太陽でしたね。この作戦は浮気夫に対しても効果的です。夫を責め立てるのではなく、いっそ文句のつけようのない妻になることを目指してみてはいかがでしょうか。家に帰るのが楽しみになれば、夫も浮気する気など起こさなくなるでしょう。

ペナルティの抑止力に頼りすぎないことが大事

 

浮気した夫へのペナルティは、段階的に重くしていくのが原則です。SNSでの公開謝罪や浮気の仕返し、物品を購入させるなどのペナルティは逆効果かつ悪影響があるので避けましょう。

重要なのはペナルティそのものではなく、「もう浮気は絶対にしない」と夫に思わせること。夫を責めず、あなたのほうがより良い妻を目指す「北風と太陽作戦」もぜひ検討してみてください。