海外に「現地妻」がいる?

海外に単身赴任していた夫は、帰国してから誰かと頻繁にメールのやり取りをするようになりました。相手は海外にいたときに知り合った女性のようです。出張が多い夫の場合、現地で浮気しているのではないかと心配になりますね。夫はもしかして赴任先の国で現地妻を囲っているのでしょうか。

外国での浮気のリスクを認識させよう

海外に単身で駐在中の日本人男性が現地妻を持つことは決して珍しくありません。特にアジアの国ではよくあることです。あくまで単身赴任中だけの関係と夫が割り切っているうちはまだマシですが、本気で入れ込むようになるとあなたとの生活にも悪影響が出るでしょう。真面目で遊び慣れていないタイプのほうがむしろ本気になる可能性があります。関係が長引くほど情が移り、離れがたくなっていくので要注意です。

物価の安い国でも現地妻を囲うとなるとそれなりのお金がかかりますし、何かにつけ貢がされることになるでしょう。いずれ現地妻の親戚の面倒までみさせられるようになるかもしれません。給料でまかないきれなくなり、現地妻に送金するためにカードローンなどに手を出すおそれもあります

現地妻を持っているのではないかという疑いが生じると、夫が海外へ行く機会がある限りあなたの心配は尽きないでしょう。まずは、外国で女遊びをするリスクを夫の頭にしっかり植えつけることが重要です。現地の女性と性的関係を持つ以上、エイズをはじめとする性病に感染するリスクが常にあるのが現実ですから、夫に「もし外国で遊んできたなら、性病の検査を受けてね」と、性感染症の検査を受けるように言ってください。外国で浮気することの危険性を身をもってわからせるのです。そして、外国での浮気相手が妊娠したらどうする? 彼女が日本に来たいと言い出したらどうする? 彼女の親族の面倒もみなければならなくなったらどうする? と、夫にとって困ったことになるシチュエーションを具体的に想像させることで、現実へ目を向けさせましょう。妻の目が届かない海外で、日本人にはない魅力を持つ外国人女性と夫婦ごっこするのは楽しいでしょうが、今はよくてもこの先の人生はどうなるか夫に考えさせる必要があります。

外国人女性との浮気の味を知ってしまった以上、夫のふるまいは容易なことでは改まらないでしょう。現地妻と別れるか離婚するか、二つに一つだと言い渡してください。今の夫にとって現地妻はあくまで一時的な遊びですから、離婚を選ぶことはないはずです。離婚となったら払って欲しい慰謝料の額や財産分与、親権問題も具体的に話し、離婚によって夫がどれだけのダメージを受けるか理解させることが重要です。

現地妻とは肉体関係を持っているわけですから、不貞行為として離婚請求や慰藉料の理由となります。相手とのメールのやりとりのほか、現地で二人が関係を持っていることの証拠を集めておくことをおすすめします。海を越えての浮気なら夫も油断しているでしょう。あなた自身が不意打ちで現地の夫の住まいを訪ねれば、様々な証拠をつかめるはずです。

現地妻は重婚になるの?

現地「妻」とはいっても、婚姻の法的な手続きをしているわけではないはずです。刑法の重婚罪は「配偶者のある者が重ねて婚姻をしたとき」に成立します。重婚は法律婚が対象であり事実婚は含まれないので、外国で妻以外の女性と事実婚状態になっても重婚にはなりません。現地で結婚式などのセレモニーを挙げた場合も、法的な手続きを経ているわけではないので重婚罪は成立しません。

男は常に「妻のような女性」を求める

世界中で日本ほど生活環境の整っている国はありません。快適な環境に慣れている日本人が外国へ行くと、日常生活のあらゆる面で不便な思いをすることになります。言葉が不自由ならなおさらです。仕事面でも、日本の常識が通じず苦労することは多いでしょう。現地に友人もなく、土地柄になじめず、娯楽や趣味も楽しめない男一人が無聊な生活をする中で、優しく面倒をみてくれる現地の女性がいたら、ついよろめいてしまうこともあるかもしれません。現地女性にとっても、日本人駐在員の経済力は魅力的なはずです。

単身赴任中の夫が寂しい思いをしているのは確かです。男が女性に求めるのは性的満足だけではありません。働く男が何よりも欲するのは家庭的な温かさや安らぎなのです。性欲を満たすためだけなら風俗でもよいわけですが、女性とのつながりをお金で買うのはどこか虚しさが残るものです。夫は、「ただいま」と帰宅したときに「お帰りなさい」と言ってくれる女性を求めて現地妻を作ったのではないでしょうか。夫の振る舞いは単身赴任中とはいえあまりに身勝手と言わざるを得ませんが、癒しを求める気持ちをあなたが満足させてあげない限り、夫はよその女性のほうを向いてしまうでしょう。

海外での生活は何かとストレスが多いものです。現地の女性に癒しを求めないよう、妻であるあなたが気遣ってあげてください。なるべく現地へ足を運ぶ、スカイプなどでマメにコミュニケーションをとる、日本の食べ物を送ってあげるなどの工夫をしましょう。「海外でひとりがんばっていてくれてありがとう。そばにいてあげられなくてごめんね。遠く離れていても、いつもあなたのことを気にかけていますよ」という感謝といたわりの気持ちを伝えてあげてくださいね。物理的に離れていても心の距離まで離れないよう、日々の努力が大切です。

離婚か現地妻かを選択させる

現地妻は法的な手続きをした妻ではないので、外国に事実婚状態の現地妻がいても重婚罪にはあたりません。

現地妻と別れさせるためには、まずは夫に外国での浮気のリスクを理解させましょう。夫が外国滞在中に浮気しないよう、あなたもなるべく現地へ足を運ぶ、スカイプなどでマメにコミュニケーションをとる、感謝といたわりの気持ちを伝えるなどの努力が必要です。