いちばん浮気してほしくない時期の浮気

不妊治療中に夫が浮気し、相手を妊娠させていたことが発覚しました。不妊治療を本格的に始めてからは夫婦仲もよく、夫も治療に協力的でした。苦しい不妊治療でもお互いに子供がほしいから頑張ってきたのに、何のための努力だったのかわからなくなってしまいます。不妊治療のストレスなどから夫は浮気に走ってしまったのかもしれませんが、いくらストレスがあったとしても、不妊治療中に浮気をするような夫とは一緒にいないほうがいいのでしょうか。

夫は本当に子供をほしがっていた?

ベビーベッド不妊治療中に浮気をするなんて言語道断ですが、見方を変えれば不妊治療中だからこそ夫は浮気に走ってしまったのかもしれません。不妊治療は女性も男性も、精神的・身体的に大きなストレスを負うものです。治療や検査が辛いあまり、不妊の原因がある側を無意識のうちに責めてしまうこともあります。言葉や態度に表さないように注意していたとしても、原因を負っている側は敏感に察知し、そのことでさらにストレスを募らせることがあります。

生活が不妊治療一色に染まってしまうと、どうしても夫婦仲がギクシャクしがちになります。夫婦のセックスも、子供をつくることを第一目的とした義務的なものになってしまうと、心から楽しめなくなるでしょう。また、「妊娠させる側」として夫は男性ならではのプレッシャーを感じていたとも考えられます。あなたが不妊治療をがんばればがんばるほど、夫は家庭に居心地の悪さを感じていたのかもしれません。あなたとの心の距離が広がってしまった時期に、何らかのきっかけで浮気に走ってしまったとも考えられます。

ストレスはお互い様!言い訳にはならない

ストレスお互い子供を持ちたいという望みは一致しているとあなたが思っていたとしても、実際には気持ちに温度差があったのかもしれません。夫のほうではさほど子供を望んでいなくても、是が非でも子供がほしい!というあなたを前にしてはとても言い出せなかったという可能性はなきにしもあらず。当初はあなたの気持ちに添うように一生懸命に治療に協力していても、やはり自分の気持ちが追いつかず、不妊治療にともなう苦しさを乗り越えられなかったのかもしれません。

しかし、あなただって不妊治療のストレスや苦痛に耐えているのですから、苦しいのはお互い様です。不倫を正当化する言い訳にはなりません。夫が浮気相手を妊娠させたのは、子供をつくれることを証明したかったのか、あてつけだったのか、単にアクシデントだったのか。夫と話し合い、その点ははっきりさせる必要があります。

子供ができたとしても不倫は不倫

妊娠不倫相手に子供ができた場合、跡継ぎを求める義両親があなたに「身を引いてほしい」と言ってくる可能性もあります。これは「子無きは去れ」という古き悪しき意識ゆえで、もしこんな理不尽な仕打ちをされたら黙って耐える必要はありません。嫁は子供を産むべきという古くさい因習にとらわれないでくださいね。子供がいなくても、愛し合いお互いを尊重して二人の生活を大事にしている夫婦はたくさんいます。あなたが負い目や責任を感じる必要はまったくありません

夫や義両親が強く子供(孫)を望んでいる場合、子供の存在をもって不倫を正当化してしまうこともあります。しかし、子供をもたらしたといっても不倫が道徳的にも法律的にも許されない行為であることに違いはありません。あなたは夫や相手女性に対し慰謝料請求をすることができます。慰謝料請求の金額は個別具体的な事情によって決められますが、不妊治療中に浮気相手を妊娠させたという事実は不倫の悪質性を証明するものであり、慰藉料増額の理由になります。調停や裁判となった場合に備え、夫と相手女性のやりとりを撮影するなどして、浮気の証拠を確保しておいてください。

夫がよそで子供をつくった以上、認知や養育費の問題は避けて通れません。そのことも含め、あなたが夫を受け入れられるか、夫の子供をまだほしいと思うかに二人の結婚生活のすべてがかかっています。

心の溝を埋められるかが問題

heart不妊治療中に夫が浮気して相手を妊娠させた場合、不妊治療に対する夫婦の意識に差がなかったかいちど振り返ってみましょう。不妊治療には強いストレスやプレッシャーがかかるので、浮気の引き金となることもあります。

離婚するか否かはあなたが夫を受け入れられるかという一点にかかっています。不倫に対し、あなたは夫や浮気相手に慰謝料請求することができます。不妊治療中の浮気と相手の妊娠は慰藉料増額の理由となり得ます。調停や裁判となった場合に備え、浮気の証拠を必ず確保しておきましょう。