LINEは浮気のツール?

夫が浮気相手とLINEでやり取りをしています。浮気相手について知りたい場合、LINEのアカウントの登録名から相手の個人情報について調べることはできるのでしょうか。LINEのサムネイルから本人の顔くらいはわかるのですが、他にはまだよくわかっていません。どうやって浮気相手について調べたらいいのでしょうか

相手とLINEで接触してみてもいい?

携帯あなたから直接連絡をするのはおすすめできません。「妻です。夫と会うのはやめてください」などと送ってみても、相手が素直に聞き入れる保証はありません。ブロックされたり相手がLINEを退会してしまったら、せっかくの手がかりも途絶えてしまいます。

夫のLINEを見られるのであれば、LINEから浮気の証拠を探す方法はいくつもあります。最も簡単にできるのは、肉体関係の存在に触れるトーク内容そのものを写真撮影することです。「好き」「会いたい」など、夫と浮気相手が使っていそうなワードでトークを検索することもできます。

デジタルデータの場合は、やろうと思えば簡単に内容に手を加えることができます。デジタルデータの証拠能力が問題になる際には改ざんの有無が焦点になるので、できるだけそのままの状態でデータを保全することが重要です。一括ダウンロード機能を利用してテキスト内容を保存するのもよいでしょう。夫のスマホであることを証明できるよう、プロフィール画面も一緒に撮影しておくようにしてください。夫がトークを削除していたとしても、専用ソフトを使えば復元も可能です。

LINEのアカウントから個人情報はわかる?

スマホLINEの表示名が本名でない場合には身元をたどることは事実上難しいでしょう。そもそも相手が本名を登録していなかったらお手上げです。IDがわかったとしても、相手がID検索の許可をオフにしていたら探すことはできません。

LINEのサムネイルも手がかりの一つになります。本人の顔写真が使われていたら、夫のフェイスブックページなどをチェックしてみましょう。夫がアップした写真の中に、LINEの顔写真の人物が写り込んでいないか調べてみてください。夫の友達リストもチェックし、プロフィール写真を確認することも忘れずに。フェイスブックは基本的に実名登録なので、相手の名前や勤務先等がわかる可能性があります。

LINE IDで弁護士会照会はできる?

弁護士あなた自身がLINEの表示名のみを手がかりに浮気相手の身元を調べるのは難しいでしょう。それよりも、トークの内容を保全したり、夫の行動を水面下で監視したりするほうがはるかに有効です。

弁護士であれば、個人では入手できない情報にもアクセスする手段があります。弁護士法第23条の2には「弁護士は、受任している事件について、所属弁護士会に対し、公務所又は公私の団体に照会して必要な事項の報告を求めることを申し出ることができる」と定められています(弁護士会照会制度)。弁護士会に申し出が認められると、たとえばメールアドレスや携帯電話の番号から、契約者の住所・氏名を電話会社に開示請求することができます。基本的に、会社側は請求に応じる義務があるとされています。

しかし照会先が外国企業の子会社である場合には、照会を拒否ずるケースがあります。LINEを運営するLINE株式会社も外国企業の100%子会社であるため、必ず弁護士会照会に応じるとは言い切れません。また、弁護士会照会制度を利用するには弁護士に委任する必要があります。弁護士に頼むのであれば、LINE株式会社との事前折衝を依頼するとよいでしょう。

プライバシー侵害を侵害している自覚を持って

プライバシー侵害LINEを手がかりに相手の身元を調べる方法をいろいろ見てきましたが、夫といえども他人の携帯電話を勝手に見るのはプライバシー侵害に該当するおそれのある行為です。違法な手段で集めた証拠は採用されない可能性もあること、プライバシー侵害で損害賠償請求される可能性もあることは頭にいれておいてくださいね。

ベストなのは、夫の身の回り品から浮気の証拠を探し出し、それをもとに自白させることです。夫がどうしても白状しなければ、他の証拠とも合わせLINEのやり取り記録を示しましょう。LINEだけに頼るのではなく、トークの内容や夫が残した浮気の証拠などを元に多方面から攻める戦術がおすすめです

身元探しより浮気の証拠確保を優先しよう

調査LINEの表示名から相手の個人情報を得るのは困難ですが、フェイスブックなど他のSNSを利用することで手がかりを得られる可能性はあります。弁護士に委任すれば弁護士会照会制度を使うことができますが、LINEの運営会社が情報提供に応じるかは確実ではありません。

他人のスマホを勝手に見るのはプライバシー侵害だという自覚を持つ必要があります。LINEだけに頼らず、法的に問題のないその他の手法でも浮気の証拠を集めるようにしましょう。