モラハラと浮気で心がボロボロ

モラハラの夫が浮気をやめません。以前は優しい夫だったのなら、浮気されたのは自分のせいだと思ってしまうこともあるでしょう。もう精神的に限界で離婚を望む一方で、夫のことが好きだったという気持ちが残っていると、なかなか踏み切れないものです。モラハラ夫とやり直すことは可能なのでしょうか。

「最初は優しかった」の落とし穴

身体的な暴力は振るわなくても、あなたの心を傷つけるような暴言を吐いたり、ウソをついたり、執拗に追い詰めたりすることなどがモラルハラスメント(モラハラ)の特徴です。モラハラはDVの一種、精神的DVと位置づけられています。非常に深刻な問題であるにもかかわらず、身体的DVと異なり被害を具体的に立証しづらいのがやっかいなところです。

あなたがモラハラに悩みつつも夫と別れる決断がなかなかできないのは、「以前は優しかった」という思い出があるからですね。しかしこれこそモラハラ夫の特徴なのです。夫はあなたと結婚してからモラハラ気質になったわけではなく、最初からモラハラの人格を持っていたのです。付き合い始めはモラハラ傾向をまったく出さないので、一見優しく穏やかな男性に思えます。しかし優しさは長くは続きません。結婚、出産などを経てあなたが容易に逃げられなくなったのを見計らって、モラハラ夫は本性を現します。

浮気するのは妻のせい?

モラハラのおそろしいところは、「お前はダメな妻だ」「俺を怒らせるお前が悪い」と一方的に暴言を浴びせられることで次第に、「私は悪い妻なんだ」とあなた自身が思い込むようになってしまうことです。暴言によって精神的に支配されるようになると、「俺が浮気するのはお前に魅力がないからだ」と夫に責められたとき、被害者であるにもかかわらず夫の浮気は自分が至らないからだと考えてしまいます。冷静に考えれば浮気した側が悪いに決まっていますね。浮気された自分を責めるようになっているとしたら、モラハラ夫の罠にはまっている状態だと考えてください。

モラハラは人格の問題!修復は難しい

優しかった頃の夫は見せかけに過ぎず、あなたをモラハラで苦しめる今の状態こそが夫の本当の姿です。あなたがどれだけ堪え忍び、良き妻であろうと努力しても、昔のように優しい夫に戻ることは絶対にないことを理解してください。

自己中心的なモラハラ夫は、何もかもが自分の思い通りになるべきだと考えています。自分は絶対に正しい、自分だけは何をしても許されると信じているので、おのれの行動を反省したり後悔したりすることは決してありません。自分が浮気するのも妻であるあなたのせいであり、魅力に欠ける妻を持ってしまった自分のほうが被害者なのだと本気で考えています。

モラハラ気質は人格そのものの問題であるため、いくらあなたが夫に尽くしても状況がよくなる見込みはありません。人格の欠陥を治癒するには専門家の助けが必須ですが、モラハラ夫はそもそも自分に問題があるとは夢にも思っていないので、治療を受けるよう説得するのは至難の業です。

モラハラ浮気夫からは逃げるが勝ち

あなたがモラハラ夫と離婚する決断をなかなかできないのは、優しかったときの記憶に加え、「気難しいところもあるけれど本当は良い人なんだ」という思いがあるからではないでしょうか。もしそうなら既に共依存関係に陥っているおそれがあります。共依存が続くと、あなたはモラハラ夫の犠牲者となって、幸せと縁のない結婚生活を生涯続けることになるでしょう。モラハラ夫はどんなに威張っていてもしょせんは一人では生きていけない子供です。あなたに捨てられそうな気配を察したら、一時的に優しくなってあなたをつなぎとめようとするでしょう。そこで情に流されてしまうと、いつまでもモラハラと浮気に苦しめられることになります。

あなたは幸せになるために結婚したはずです。我慢と苦痛を強いられる結婚生活に、勇気を持ってピリオドを打つことを考えてみてください。

モラハラは人格の問題だと理解して

モラハラ夫はつきあい始めだけ優しいという特徴があります。昔の記憶にとらわれてしまうと、共依存関係から抜け出せなくなるのでくれぐれも注意してください。モラハラは人格的な問題であり、あなたの努力や忍耐では解決できません。専門機関の助けを借り、離婚も視野に入れることをおすすめします。