疑わしいけれど、あるのは状況証拠のみ

夫がやたら身だしなみに気を使いだしたり残業が増えたりし始めると、どうしても浮気を疑ってしまいますよね。「浮気は間違いない!」と直感していても、はっきりとした証拠がないままだと、なかなか離婚へ向けて動き出せません。浮気の証拠をつかむにはどうしたらいいのでしょうか。

女の勘は信じてもよい?

悩んでいる妻であるあなたは、最も近い所から夫を毎日観察しているわけです。あなたが夫の変化を察知したのであれば、夫の心境に何らかの変化があったことは確実といってよいでしょう。しかしこの段階で浮気確定と決めつけるのはいささか早計かもしれません。ビジネスの世界でも身だしなみが評価の一端を担うようになった昨今、夫が外見を気にするようになったとしてもおかしくはありません。

法の世界では「疑わしきは無罪」というのが大原。本当に仕事が充実していて残業が増えている可能性も決してゼロではありません。冤罪だった場合、夫婦仲に悪影響が及ぶのは必至です。絶対に浮気しているという先入観はひとまず捨て、ニュートラルな目で夫を観察してみてください

自分の意思を固めてから行動を起こそう

考えるあなたの前では携帯に応答しない、通話を聞かれるのを極端に嫌がる、履歴が消されているなど、携帯電話の扱い方に変化が生じたときには浮気を疑ってみてもよいでしょう。

いよいよ浮気の証拠を探し始める前に、いくつか考えておきたいことがあります。

  • 浮気がクロだったら離婚する決意はあるのか、夫の態度次第で再構築も検討するのか
  • 再構築する場合は、どんな条件なら納得できるのか
  • 浮気の証拠探しにお金を使ってもよいか、いくらくらいまで出せるか
  • 浮気がクロだった場合、夫や浮気相手に慰謝料請求をするか など

最終的にあなたがどのような形での決着を望むかによって、証拠集めのやり方も変わってきます。自分の意向が定まらないまま証拠探しを始めてしまうと、いたずらに気持ちが混乱し、自分でも思いもよらないほど精神的ダメージを受けてしまうこともあります。逆上してつい夫を問い詰めてしまった結果、せっかくの有利な立場をみすみす失ってしまうことも。あなたにとって望ましくない展開にならないよう、あらかじめ気持ちを整理してください。

浮気の証拠になるもの、ならないもの

kiss証拠探しにあたってまず知っておきたいのは、一般的にイメージされる浮気の証拠と裁判の場で効力を発する浮気の証拠はイコールではないということ。法の世界での浮気(不貞な行為)とは、配偶者以外の者と自由意思のもと肉体関係を持つことを指します。よその女性と度を超して親密なだけでは法律上の不貞行為とはなりません。また、決定打と思いがちなキス写真やツーショット写真なども、それだけでは肉体関係の存在までは証明できません。浮気の決定的な証拠とはならないので注意が必要です。

肉体関係を客観的に示すもの、たとえば性行為中の動画・画像、ラブホテルへ夫と浮気相手が複数回出入りする様子をおさえた画像・動画などは浮気の有力な証拠となります。

浮気の痕跡を残しやすい場所

かばん夫が浮気している場合、携帯電話の管理には非常に注意深くなるでしょう。まずはノーマークのところからチェックしてみることをおすすめします。夫のズボンのポケットやお財布、カバンの中をそっとのぞいてみてください。夫の身の回り品のほか、車の中も浮気の証拠が見つかる可能性の高い場所です。

レシートや領収書を調べてみると、外食した際の人数・品目・日時や物品の購入実態などがわかります。お財布の中からラブホテルのメンバーズカードなどが出てくることも。これらは浮気の決定的な証拠とはいえませんが、小さな証拠をいくつも積み上げていくことで浮気を客観的に立証できる可能性があります。

夫がどうしてもシッポを出さないときは

浮気の証拠が見つからない場合には、夫がよほど用心深いのか浮気の事実自体が存在しないのかいったん再考が必要です。夫がクロだという確信があり既に離婚も視野に入れているなら、プロの手を借りることを検討してもよいでしょう。あらかじめ夫の行動記録をつけ外出のパターンなどを把握しておけば、「金曜日の○時から○時まで」などと張り込みもピンポイントで指定でき、費用を安く抑えることができます。

限りなくクロに近いグレーは推定無罪

グレー夫の浮気を疑った際には、「疑わしきは無罪」の原則を思い出し、先入観を持たず中立的な視点から夫の言動を観察してみましょう。証拠探しの作業に着手する前に、浮気がクロだった場合の対応などをあらかじめ考えておくことをおすすめします。

証拠探しは自分でも可能ですが、離婚や慰謝料請求を考えているならプロの手を借りるのも一つの方法です。調査費用を安く抑えるには、夫の行動パターンをあらかじめつかんでおくとよいでしょう。