言葉を覆すのは反省していない証拠

一度は浮気を認めた夫。それなのに突然、自分の言葉を翻し浮気を否定してきました。残念ながら、夫が浮気を認める言葉は書面や音声などには残していません。有利に離婚を進めるにはどうしたらいいのでしょうか。

口頭で浮気を認めたのは証拠になる?

夫まず、そもそも夫はなぜ浮気を認めたのか考えてみましょう。浮気があなたに発覚したら大変なことになるのは容易に予測がつきます。ふつうに考えれば、夫は必死に隠そうとするはずですね。それなのに夫が浮気を認めたのは、ウソをつくのが後ろめたくなったからかもしれませんし、あるいはあなたに知られてもかまわないと開き直ったからかもしれません。すんなり浮気を認めたからといって、必ずしも反省の念からとは限らないので注意が必要です。

夫が否認に転じたのは、慰謝料を払いたくない、浮気相手をかばいたい、離婚したくなくなったなどの気持ちが湧いてきたからとみて間違いないでしょう。

水掛け論になるのを防ぐために

けんか夫が口頭で浮気を認めても、後からそれを否定されてしまったら万事休すです。今後は必ず録音したり一筆書かせるなどして物的証拠を残すにしましょう

夫が本当に浮気を反省しているなら、浮気を認め、あなたの許しが得られるよう努力するはずです。夫はおそらく、「いちど浮気を認めてしまったけれど、録音も書面も残していないからセーフ!」と考えていることでしょう。浮気のことはもうあなたに知られてしまったのですから、ある意味もう怖いものなしの状態です。夫の浮気は現在も進行中である可能性は十分あります

これからの対応が重要

これから浮気によって夫婦の信頼関係を破壊し、その後も誠意を見せない夫とは離婚もやむを得ないでしょう。夫が否認に転じた以上、調停や裁判の場でも自らの浮気を否定するのは確実ですから、あらかじめ対策を講じておかなければなりません。離婚を有利に進めるには、浮気の証拠が不可欠です。証拠がないまま調停や裁判に進んでしまうと、説得力をもって夫の浮気を主張することができません。あなたにとって納得のいく結果にならないおそれがあるので、必ず証拠を確保してから次のステップに進んでください

証拠は夫と浮気相手の間に肉体関係があったことを客観的・物理的に証明できるものである必要があります。本人が浮気を認める発言や書面は有力な証拠になりますが、夫が再び浮気を認めるとは考えにくいので、あなたは別の方法を考えなければなりません。

浮気を推定させる客観的証拠が必要

あなたが離婚を望んでいることを察知したら、夫は浮気の証拠をつかまれないよう、しばらくの間は細心の注意を払って行動するでしょう。あなたは表向き穏やかに過ごしつつ、夫の行動に目を光らせていましょう。証拠探しは自力でも十分可能です。以下のようなことから始めてみてください。

  • 不審な外出があるようなら、日時や状況を記録につけておく
  • 夫の携帯電話をチェックし、浮気の疑いのあるやり取りを撮影しておく
  • 夫のカバンやポケット、財布の中を探し、不審なレシート等があったら撮影しておく

上記のような証拠は夫と浮気相手の肉体関係を直接証明するものではありませんが、できるだけ多くの状況証拠を集めることで浮気の事実を立証できる可能性はあります。また、記録をつけておけば夫の行動パターンをある程度つかめるようになります。浮気相手の自宅やラブホテルへの複数回に及ぶ出入り写真など、証明能力の高い証拠を手に入れるにはプロの調査業者に依頼したほうがより確実ですが、それなりの費用がかかるのがネックです。「この曜日、この時間帯に浮気相手と会っているようだ」と見当をつけることができれば、費用も安く抑えられる可能性があります。

浮気の証明に物的証拠は必須

録音機夫がいったんは浮気を認めたとしても、後から否定に転じられてしまった場合にはもう証拠として使うことはできないので注意が必要です。今後は必ず録音や書面で証言を形に残すようにしてください。調停や裁判の場でも夫は浮気を否定すると考えられます。あなたに有利な形で離婚するには、夫と浮気相手の肉体関係を客観的に証明できるような新たな証拠を確保する必要があります。