黙認すべき?問い詰めるべき?

夫の浮気疑惑があるとき、問い詰めたほうがよいのでしょうか。それとも黙認するべきでしょうか。判断に迷うところですね。夫と別れるつもりはない場合は、問い詰めてしまうことで今の生活を壊してしまうのではないかという不安があるでしょう。とはいえ、やはり浮気はやめてほしいもの。夫と仲良くやっていくには、早い段階で浮気のことを問い詰めるべきなのでしょうか。それとも夫を信じて、浮気をやめるまで待ち続けたほうがよいのでしょうか。

妻=港だからいずれ戻ってくる?

男は船のようなものだから、ふらふら浮気しても最後には妻(=港)のところに戻ってくる、夫に浮気されても妻は妻らしくどっしり構えていればよいという考え方があります。これは正しいのでしょうか。

妻という自分の立場に自信を持つことが大切なのは確かです。ただし、浮気を黙認していればいつか夫は戻ってくるという保証はどこにもないのが現実です。夫が浮気をやめる理由は以下の3パターンしかありません。

  1. 罪悪感や夫・父としての責任感に目覚めたなど、何らかの理由により自発的に関係を断ち切った
  2. 相手女性にふられた、もしくは夫のほうが相手への気持ちをなくした
  3. あなたにバレた

あなたが夫の人間性を信じられるのなら、自発的にやめる可能性に賭けてみるのもよいでしょう。しかし、マジメで誠実な男性はそもそも浮気したりしません。浮気している時点で、夫は理性のコントロールが効かないタイプなのだと考えるべきです。黙認しているうちに夫が目を覚ませばよいのですが、浮気相手にいっそうのめりこませてしまうリスクも当然あります。何年も浮気を我慢し続けたあげく離婚を突きつけられる可能性だってあるのです。

夫の浮気を黙認したほうがいいケース

妻=港という考え方を持っている人は夫に浮気されても静観できるでしょう。夫への愛情がない場合にも、夫が何をしようともはや気にもならないはず。夫に浮気されてもまったく心にさざ波が立たないというのであれば、わざわざ問題を大きくすることはありません。黙認していれば苦もなく円満な家庭を維持できるでしょう。ただし、妻に愛されていないこと、関心すら持たれていないことには夫も気づきます。冷淡な妻より愛情を寄せてくれる浮気相手を選ぶことがあるかもしれません。いつか夫のほうから離婚を切り出してくる可能性もあることは頭に入れておいてください。

結婚生活の期限を決めよう

また、浮気されるのは辛いし我慢することはできないけれど、子供のことや経済的な事情から今すぐは離婚できないという場合も当面は黙認しておいたほうがいいでしょう。苦しみへの耐性は人それぞれですから、夫に浮気された辛さをどのように受け入れ、昇華させられるかは人それぞれです。浮気された憂さ晴らしに、物欲や男遊びに走る人もいるでしょう。一時的な気晴らしにはなったとしても、後でふと我に返ったとき虚しい気持ちになるような解消法はやめておきましょうね。刹那的な気晴らしよりも、浮気された苦しみを前向きな気持ちに昇華させ、自分が幸せになるためのエネルギーにしてしまいましょう

子供が高校を卒業したら離婚しよう、などと結婚生活の期限を決め、あなた自身が自立するための準備を今から始めるのです。パートに出たり資格取得の勉強を始めてみたりするのもよいですね。子供は20年もすれば独立しますが、子供が巣立った後にも夫婦関係は残ります。残りの人生を自分はどのように生きたいか、婚姻期間中から考え始め、手を打っておくことをおすすめします。

夫との再構築を望むなら

愛の反対概念は無関心といわれますが、夫に対し何の感情も残っていないのであれば夫をATMと割り切ることもできるでしょう。浮気されるの耐えられないのは夫に愛情がある証拠です。

妻は港という考え方は、妾を囲うのが当たり前だった時代の価値観ともいえます。婚姻が個人と個人ではなく家と家の結びつきだった時代、妻は夫に服従しなければならない立場でした。夫が妾を作っても文句一つ言えなかったのです。不満の気持ちを押し殺してプライドを保つには、妻は港なのだからと自分を慰めるしかなかったのかもしれません。しかし今の時代、夫と妻の立場は対等でなければなりません。この先も夫婦生活を営んでいくことを望むなら、真剣に話し合うべきことを話せなくてどうするのでしょう。表面的には穏やかに見えても、現実にはウソと隠し事に満ちた夫婦生活だという現実を直視してください。偽りの結婚生活を受け入れることができないなら、夫と真剣に向き合うべきです。

浮気の不安が頭から離れないこと、自分だけを見ていてほしいことを夫に素直に伝えましょう。話した結果、夫が出て行ってしまったなら、あなたたち夫婦はそれだけの絆だったということです。結果は結果として受け入れるしかありません。また新たな幸せを探せばよいのです。あなたに必要なのはたった一つ、勇気です。自分の気持ちにフタをして偽りの結婚生活を送るか、勇気を出して一歩を踏み出すか、決めるのはあなた自身です。

黙認が解決につながるとは限らない

夫の浮気疑惑が発生した場合、黙認したほうがよいか問い詰めたほうがよいかはケースにより異なります。夫への気持ちが冷めている場合や浮気自体が苦にならない場合はあえて問い詰める必要はないでしょう。子供のことなど懸念事項がある場合は、結婚生活に期限を決め、期限までは黙認するという道もあります。

夫との再構築を望む場合には、話し合いは避けて通れません。勇気を出して夫に素直な気持ちを伝えてみることをおすすめします。