夫の浮気に気づいてしまったら、まずどう動けばいいの?

もしかして浮気している? と思わせるような怪しい行動を夫がとるように。女性とLINEのやり取りをしているようなのですが、すぐに夫を問いつめたほうがよいのでしょうか。それとも今は黙認しておいたほうがいいのでしょうか。

無計画に切り出すのはNG

夫の浮気を疑ったときには誰でも気が動転します。でも、そこで何の準備もなく感情のままに夫を責め立ててはいけません。特に、具体的な証拠が何もない段階で夫を問い詰めてしまうと、夫は浮気の証拠をつかまれないよう慎重に行動するようになるおそれがあります。

怪しいと思ったら、「最近、いつも帰りが遅くて心配なの。体調は大丈夫?」と優しく聞いてみましょう。このときの反応をしっかり見極めてください。しどろもどろになったり目をそらしたりするようであれば、夫にやましいことがある可能性が大です。

証拠保全と行動記録は必須

あなたの中でも、白黒をつけてしまいたい気持ちと知るのが怖い気持ちが入り乱れているのではないでしょうか。そしてできることなら浮気ではなかったと思いたいですよね。ただ、真実を知るために、夫を問いつめてみても無駄です。自分にとって不利になることを簡単に認めるはずがありません。浮気あるあるで、夫に浮気と問い詰めても逆切れをされたり頑として認めないケースが目立ちます。あなたが浮気の証拠をつかんでいるわけではないことは言葉の端々からわかりますから、それを逆手にとって夫が「疑り深い妻がいる家庭には帰りたくない」などと逆ギレしてくることもあるんですね。

夫の浮気問題に立ち向かうための第一歩は真実を知ることです。真実は証拠という形で現れます。夫のスマホが見られるようであれば、女性とのやり取りを撮影し、浮気の証拠として残しておいてください。また、夫の外出時間など行動記録をつけましょう。夫の行動パターンを把握すれば、どのようなタイミングで不審な外出をしているのかわかるようになり、浮気の証拠をつかみやすくなります。クレジットカードの利用明細やレシートなどをチェックすれば、デート代やプレゼント代などに出費をしていないか調べることができます。また、まとまった額の現金を頻繁におろしていないか預貯金についても確認しておきましょう。

浮気を認めさせることにこだわらないで

浮気の証拠を手に入れたら、次はいよいよ夫と話し合うべき段階です。せっかく入手した証拠ですが、話し合いの場で夫に突きつける必要はありません。勝手にスマホを見たことに夫が逆ギレしたり責任転嫁をしてきたりすることも考えられます。他人のスマホを盗み見ることは確かにプライバシー侵害に該当するおそれがある行為です。夫のスマホを見たことをあなたのほうからあえて持ち出すのは得策ではありません。

「あなたが浮気していることを知っています」――ただこれだけでよいのです。あえて証拠を示さないことで、夫のほうは「なぜバレたんだろう? 探偵でも雇ったのかな? まずい写真を撮られたんじゃないだろうか」と、とてつもなく不安になるでしょう。

あなたとしては夫に浮気を認めさせ、謝罪は反省の言葉がほしいことでしょう。しかし、たとえ証拠を突きつけられたとしても夫が浮気を認めるとは限りません。あなたにとって最も大事なのは夫に浮気を認めさせることではなく、夫を反省させ過ちを二度と繰り返さないようにすることのはずです。浮気を認めさせることにこだわって時間をムダにするのは不毛です。

また、あなたのほうに離婚を避けたい気持ちがある場合、そこを突かれると一気に優劣が逆転してしまいます。本来は加害者である夫が弱い立場、被害者であるあなたが強い立場であるはずなのですが、「そんなに疑うならもう離婚しよう」と夫が言ってきたら、途端に弱気になってしまうなんてことはありませんか? 優位を保つには、夫に何を言われてもひるまず、冷静で淡々とした態度を保つことが重要です。

話し合いの場では余計なことを言わず、要点のみをシンプルに伝えるべきです。伝えるべきは以下の2点です。

  • 浮気していることを知っている
  • 浮気をやめないなら離婚や慰謝料請求を考えざるを得ない

「次は許さないからね!」などと言ってしまうと、1度目は許すと言っているも同然です。夫に甘く見られる原因になりますので気をつけてくださいね。

黙認は問題から逃げているだけ

夫の浮気を知ってしまうことで深い精神的ダメージを受けるのは避けられません。しかしだからといって、見て見ぬふりをしていてはさらに不幸になっていくだけです。黙認は真実から逃げることに他なりません。黙認することによって、あなたは夫の浮気を受け入れたことになります。夫の裏切りを黙って受け入れ、ひたすら耐えるのは美徳でも何でもなく、ただの逃避です。

夫婦は対等な立場であることが望ましいですよね。できればあなたもそう思っていませんか?あなたは夫に従属せず、不当な扱いを受けたらきちんと抗議し、自分の尊厳を守ってもいいんですよ。

浮気のことを相談できる機関・場所

夫の浮気で悩んだら、専門機関に相談してみるとよいでしょう。日本司法支援センター法テラスでは浮気に関する相談窓口を紹介してもらうことができます。行政書士事務所などで無料相談を受け付けているところもあります。各自治体の男女共同参画センターや女性センターなどでも浮気や夫婦の問題についての相談を受け付けています。

問題ときちんと向かい合う姿勢が大切

夫の浮気に気づいたら、感情のままに問いつめるのは避け、まずは証拠を探して事実を確定させましょう。夫と話し合う際にはあえて証拠を示さず、夫に心理的なプレッシャーを与える方法をおすすめします。