病気なのか、性欲が強すぎるだけなのか

何度も浮気を繰り返す夫に悩み、インターネットでいろいろ調べたところ、夫が「セックス依存症」なのかもしれないと思うようになりました。夫は性欲が強く、自分でしたり、風俗関連やアダルトサイトなどをよく観ています。そして、一夜限りの関係も頻繁に持っているようです。

これ以上耐えられないと夫に伝えたのですが、夫はセックス依存症であることは認めるものの、病院へ行ったりカウンセリングを受けたりなどの前向きな態度はまったく見ることができません。夫にどう向き合ったらよいのでしょうか。

セックス依存症って病気なの?

依存症セックス依存症は単なる嗜好の問題ではなく、精神的な病気です。アルコール依存症やギャンブル依存症などと同じように、当たり前の生活を脅かす深刻な依存症の一つです。ただの性欲の強い人とセックス依存症の違いは、「その人にとってセックスが楽しいものか、それとも辛いものか」という点が一つのバロメーターになるといえます。

セックス依存症と単なるセックス好きの違い

単に性欲の強い人は、セックスすることで満足感を得ることができます。ターゲットを見定めて口説き落とし、肉体関係を持つという一連の流れを楽しんでいるといってよいでしょう。その快楽が大きすぎるあまり、浮気はいけないことだと頭ではわかっていてもやめられないのです。一方、セックス依存症は満たされない欲求や不安感、ストレスなどマイナスの感情をセックスによって解消しようとするもの。セックス依存症に陥る原因はよくわかっていませんが、一説には幼少期に親の愛情を十分に得られなかった人や性的虐待を受けたことのある人が発症しやすいと言われています。セックス依存症の人は、セックスすることによって一時的な安心感を得られたとしても、すぐに深い絶望感に襲われます。どれだけセックスしても満たされることがなく、すればするほど罪悪感と自己嫌悪にさいなまれるのです。

セックス依存症の人は、束の間の安心感を求めて見境なくセックスするようになります。もちろん相手に対する愛情などないし、行為自体を楽しんでいるわけでもありません。自分を大切にできないため、避妊や性病予防もきちんとできていないことが多く、望まない妊娠や病気感染の危険も常にあります。自分の意思で衝動をコントロールできず、社会生活に支障をきたしてしまうゆえに病気とされているのです。

いちどカウンセリングを受けてみよう

カウンセリングセックス依存症の人は、欲求を満たそうとポルノ依存などに陥ったり、人によっては痴漢やのぞき行為など犯罪に走るおそれもあります。アルコール依存症や浪費癖などとも結びつきやすいため、セックス依存症になると本人のみならず家族の生活にも深刻な悪影響を及ぼします

アメリカの著名人がセックス依存症ではないかと話題になったことから、現状ではセックス依存症という言葉が一人歩きしてしまっています。セックス依存症の実態を知らず、単にセックス好きの人という意味でこの言葉を持ち出す人もいます。

セックスがらみの問題が絶えない夫との離婚を考える際には、夫は単に性欲が強い浮気者なのか、セックス依存症という病気なのかという見極めが重要です。ひとりで悩むのではなく、いちど夫婦そろってカウンセリングに行き、専門家に診断してもらうことをおすすめします。もし夫がセックス依存症に陥っており、真剣に治したいと思っているなら、妻として支えてあげてください。しかし単に浮気の言い訳にしているだけなら、その開き直った態度自体が問題です。夫がセックス依存症という都合の良い言葉に飛びついて自らの浮気を正当化し続けるのであれば、このさき夫婦関係の改善は難しいかもしれません。

夫は本当に病気なのか、自称セックス依存症なのか。治すつもりはあるのか、ないのか。しっかり見極めていかないと、あなた自身の生活も振り回されることになります。夫がセックス依存症に陥っていたとしても、カウンセリングによって改善する見込みはあります。「病気なら、治療すれば良くなるよ。私も一緒に行くから」と言ってあげましょう。あなたは浮気の被害者なのですから、病院へ行くよう求める権利は当然あります。まずは専門家の意見を聞き、夫の反応も確認した上で、再構築するか離婚へ進むか検討することをおすすめします。

セックス依存症を浮気の言い訳にさせないように

浮気セックス依存症はギャンブル依存やアルコール依存と同様に、理性で歯止めがきかず社会生活に深刻な支障をきたす病気です。離婚か再構築かを検討する上では、夫は本当にセックス依存症なのか、浮気の言い訳にしているだけなのかの見極めが重要です。一人で悩まず、いちど夫婦そろってカウンセリングを受けてみることをおすすめします。