シングルマザー家庭でも幸せになれる!

なかなか離婚に踏み切れないというあなた。夫と別れること自体に迷いはないけれど、離婚後の生活や子供への影響が心配でなかなか決断できないでいるというのが実情ではないでしょうか。離婚してシングルマザーになったとき、離婚前よりむしろ幸せと言える家庭を築くために、知っておきたいことをみていきましょう。

勢いで離婚してはいけない

離婚子供を抱え、自分1人でやっていけるだろうかという不安をかかえたまま「なんとかなる!」と離婚してしまうのは絶対にやめましょう。うまくいかないことが出てきた場合、不自由な思いをするのは子供です。

離婚後の生活シミュレーションをしてみよう

離婚を考え始めたらまず、自分の収入と離婚によって得られるお金、各種助成金などの収入と、離婚後の家賃や生活費などの支出を計算し、どのような収支になるか確認してみましょう。

シミュレーションの結果、厳しい生活になりそうだとわかれば「もう少し仕事を増やそう」「いったん実家に戻ろう」など、具体的な対策を立てることができます。離婚には最大限慎重になるべきなのは言うまでもありませんが、離婚後の生活が具体的にイメージできるようになれば、不安で身動きがとれないという事態は抜け出せるでしょう

知っておこう!母子家庭が受け取れる助成金

調べる離婚し母子家庭となった場合、経済的な安定は何よりも大事です。行政からもらえるものはきちんともらえるよう、母子家庭のための助成金や手当をあらかじめ確認しておきましょう。母子家庭が受け取れる助成金には以下のようなものがあります。

  • ①児童手当

母子家庭で18歳未満の子供がいる場合に受給可能

3歳未満:月額10,000円

3歳以上:第1、2子 月額5,000円/第3子以降 月額10,000円

  • ②児童扶養手当

子供が18歳になってから最初の3月31日がくるまで(高校を卒業するまで)受給可能

  • ③児童育成手当

18歳までの子供がいる家庭を対象に、子供1人につき月額13,500円を支給(所得制限あり)

  • ④特別児童扶養手当

精神または身体に障害のある20歳未満の子供の保護者が対象

  • ⑤遺族年金

国民年金や厚生年金の被保険者が死亡した際、遺族に対して支給

  • ⑥住宅手当
  • ⑦生活保護

居住地域や収入、家族構成などを基準に「健康で文化的な最低限度の生活」ができる額を支給

  • ⑧ひとり親家族等医療費助成制度
  • ⑨乳幼児・義務教育就学時の医療費助成

助成金や手当のほか、減免措置や割引を受けられる制度もあります。

  • ①所得税・住民税の減免
  • ②国民年金・国民健康保険の保険料の免除
  • ③交通機関の割引
  • ④粗大ゴミ等の処理手数料の減免
  • ⑤水道料金・下水道料金の減免
  • ⑥非課税貯蓄制度(マル優)
  • 預金・郵便貯金などの元本350万円までの利子が非課税に
  • ⑦保育料の減免

どうにも困ったら迷わず生活保護を

上記のように母子家庭にはさまざまな支援制度がありますが、シングルマザーが生活を維持していくのはやはり大変なことです。もし、にっちもさっちもいかなくなったら、迷わず生活保護を申請してください。

がんばって自力で稼ごうとする志は立派ですが、収入確保をめざして働けば働くほど、子供と過ごす時間が短くなってしまうという落とし穴があります。子供に不自由をさせないために長時間働いているのに、かえって子供に寂しい思いをさせてしまっては元も子もありません。

生活保護を受ければ、時間的にも気持ちの上でも余裕が生まれます。生活保護を受けることに負い目を感じる必要はまったくありません。堂々と申請してください。

気になる!親の離婚は子供に影響する?

子ども離婚することで子供に悪影響がないか、母親として気になるところですね。お父さんと離れて暮らすことになったら子供が寂しがるのではないかという不安はよくわかります。しかし、両親のケンカの絶えない家庭より、おかあさんと笑顔で暮らせる家庭のほうが子供にとって幸せともいえるのではないでしょうか。子供が寂しいと感じないよう、会話やスキンシップの時間をたっぷりとって、親の愛情をいっぱい示してあげることが大切です。

子供は親が思うよりたくましいもの。成長するにつれ様々な興味を持つようになり、活動の幅も広がります。「お父さんがいなくてごめんね」と後ろ向きに考えるのではなく、子供が寂しいと感じる暇もないくらい充実した生活を送れるよう気遣ってあげるのがよいのではないでしょうか。

夫の悪口は子供には言わない

浮気や離婚はあくまで夫とあなたの問題です。浮気夫であっても子供にとっては世界でただ一人のお父さんです。夫に対しどんなに不満があっても、子供に吐き出すのは絶対にやめましょう。

浮気夫にも面会交流権はある

離婚時、あなたが子供の親権を得られたとします。浮気夫など大事な子供に会わせたくないと思うかもしれませんが、夫のほうにも子供と交流する「面会交流権」があることを知っておきましょう。

“母子家庭の子供だから…”とは言わせない!

子供が何か粗相をした場合、えてして「あの子の家は母子家庭だから」と言われる風潮があることは否定できません。そう言わせないために、子供のしつけや教育には力をいれたいもの。そのためには、教育にかかる費用をしっかり確保する必要があります

子供のために、養育費をちゃんともらおう

子ども養育費や慰謝料など離婚に関する取り決めは、口約束では絶対にダメです。夫が守ってくれる保証はどこにもありません。厚生労働省がおこなった調査によると、養育費をきちんと受け取っている母子家庭は2割ほどしかなく、6割は1回も受け取ったことがないそうです。特に夫が再婚した場合、新しい家族を優先することによって養育費の支払いが滞るケースがよくあります。

離婚協議書を公正証書にして法的効力を持たせよう

離婚時の取り決め内容をきちんと守らせるために、話し合いで合意した内容は離婚協議書という形で文書に残しましょう。離婚協議書を公正証書にすればさらに効力が高まります。公正証書とは公証人が作成する公文書で、養育費などの支払いが滞った場合、夫の給与や預金などを差し押さえる力があります

養育費はあくまで子供のためのものです。あなたは母親として、しっかり回収できるように万全の備えをする義務があります。子供のためと思ってがんばりましょう。

精神的なタフさも必要

タフ離婚の原因をつくったのは夫であっても、世間の人々があなたに同情してくれるわけではありません。シングルマザーだと後ろ指さされることだってありえます。あなたには恥じるようなことは何もないのですから、胸を張って生きましょう。シングルマザーとして生きていくには、他人の中傷など気にかけない精神的なタフさも必要ですよ。

シングルマザーは大変!でも自分次第で道を切り開ける

母母子家庭になった場合は、行政による支援制度を十分活用しましょう。生活に困ったら生活保護を受けるのもひとつの選択肢です。

浮気した夫にも子供との面会交流権はあります。夫婦間のトラブルに子供を巻き込むのは絶対に避けましょう。養育費などの支払いを確実に受けるためには、離婚協議の内容を公正証書にするのが有効です。母子家庭では子供が寂しさや喪失感を感じないよう、親子のスキンシップや会話の時間を十分にとるようにしましょう。