家族をおろそかにして浮気した夫、許せない!

共働きなのに夫が家事や育児を手伝わない場合、あなただけに重い負担がかかることになります。そのうえ浮気でもされたら精神的苦痛の深刻さははかりしれません。家庭を顧みない浮気夫との離婚をどのように進めていけばよいのでしょうか。

 

夫婦は助け合う義務がある

協力仕事や家事、育児に追われるあなたを気にかけず浮気に走るような夫は、いったい何を考えているのでしょうか。何もかもあなたに依存し、安楽な立場で浮気を楽しんでいたいというのが夫の本音かもしれませんね。

家事や育児をすべてあなた任せにしている夫は、「家の中の仕事は女がやるべき」とでも考えているのでしょう。しかし民法752条では「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定められています。家事や育児を何も手伝わない夫は、自分の義務を果たしていないということになります。夫は浮気の原因を「妻がいつも忙しくてかまってくれず寂しかった」などと言うかもしれませんが、協力もしない夫にそんなことを言う資格はありませんよね。

 

離婚後の生活の準備を考えておこう

家家族をないがしろにする浮気夫との離婚を決意したら、離婚後の生活について具体的に検討し始めましょう。備えておくべきことは多岐にわたりますが、まずは住居の確保が必須。離婚後の住まいについては次のような選択肢があります。

 

  • これまでと同じ家に住む
  • 新たに住まいを探す
  • 実家に戻る

 

それぞれメリット、デメリットがあるので、経済事情や気持ちの問題などを考慮しつつ検討する必要があります。たとえば実家に戻るのが経済的には最も好都合ですが、肩身の狭い思いをすることもあるかもしれません。新たに部屋を借りられれば気分一新して再スタートを切れますが、保証人を探すのに苦労するケースもあるでしょう。また、場合によっては子供の保育園・学校の転園・転校手続きが必要になることも考慮してください。

 

離婚後、生計を維持していける?

計算最も大切なのは、離婚後に生活を成り立たせていくことができるか冷静に検討することです。自分一人なら貧乏生活も耐えられるでしょうが、親の都合で子供に不自由な思いをさせることは避けたいものです。まずは自分の収入と離婚によって手に入れられるお金、支出を書き出してみて、離婚してもやっていけるかどうか冷静に検討してみましょう

 

お金の問題は後回しにしない

お金の計算離婚後の生活を考えていく上でお金が大切なのは言うまでもありません。離婚時にどんなお金がもらえるのか、あらかじめ知っておくことは非常に重要です。離婚に関わるお金はおもに次の3つです。

  • 財産分与

夫婦が結婚している期間中に築いた財産のうち、原則として2分の1を請求できます。現金、不動産、有価証券、家具・家電、年金などが財産分与の対象となります。夫が資産を隠したりするときちんと2分の1をもらうのが難しくなってしまうので、離婚を決意したら夫の収入や資産に関する情報を集めるようにしてください

 

  • 慰謝料

浮気は法律上、不法行為となります。夫と浮気相手が共同で犯した不法行為に対し、あなたは両者に慰謝料を請求することができます。慰謝料の金額は個別具体的な事情により異なりますが、だいたい50万円~300万円と考えておけばよいでしょう。

 

慰謝料を少しでも多く勝ち取るためには、夫が家事や育児にまったく関与しようとせず浮気に走ったこと、不倫によって深い精神的苦痛を受けたということを客観的に示していく姿勢が必要です。夫や浮気相手が浮気を否定した場合に備え、メールのやりとりやホテルの領収書など、浮気の具体的な証拠を集めておきましょう。

 

  • 養育費

子供(基本的に20歳以下)がいる場合には養育費を請求することができます。養育費とは子供を育てるためにかかる費用のことで、教育費や医療費、衣食住に関わるお金などが含まれます。

 

養育費は一律に決まっているわけではなく、支払う側・親権を持つ側の年収、子供の人数や年齢などによって決まってきます。養育費をいくらもらえるかという目安は、家庭裁判所が提供する「養育費算定表」から知ることができます。たとえば、7歳の子供が一人いて夫の年収が400万円、あなたの年収が300万円だった場合、養育費は3万円前後と算出されます。

 

母子家庭への助成制度を調べておこう

母子離婚によって手に入るお金もありますが、それをあてにしていてはなりません。離婚後は自分一人で生計を維持していかなければならなくなります。子供の親権を得てシングルマザーとなる場合には、どのような助成制度があるのかあらかじめ確認しておくとよいでしょう。公的な助成制度には次のようなものがあります。

 

  • 生活保護
  • 児童手当
  • 児童育成手当
  • 母子家庭等への住宅手当
  • ひとり親家族等医療費助成制度 など

 

離婚後の生活を具体的にイメージしてみよう

母子家庭を顧みず浮気する夫との離婚を考えたらまず、離婚後どのようにして生活を維持していくかを考えましょう。特に、住まいをどうするかという問題は重要です。

 

離婚に伴って、財産分与や慰謝料、養育費などを受け取ることができます。良い条件を得るには、資産状況をあらかじめリサーチしておくこと、浮気の証拠を集めておくことなどの準備が有効です。その他、母子家庭が受けられる助成制度などもあわせて調べておき、離婚後の生活について具体的に検討していきましょう。