浮気するくせになぜ離婚は嫌がるの?

浮気を繰り返す夫に愛想を尽かし、離婚届を渡しました。ところが夫は離婚に応じようとせず、かといって浮気もやめません。離婚にこぎつけるにはどうすればよいのでしょうか。

夫が離婚に応じない理由

離婚届離婚届にサインするのは拒否し、浮気もやめようとしないのはなぜなのか、理解に苦しみますね。このような一見矛盾するとも思える夫の言動には、以下のような理由が考えられます。

 

  • あなたの収入や家事能力に依存している
  • 世間体や社内での評価を気にしている
  • 子どもと離れたくないと思っている
  • 財産分与や慰謝料など、離婚に伴って財産が減るのを避けたい
  • 浮気はしょせん遊びとしか考えていない など

 

夫が離婚に応じないのは、100%夫自身の都合による身勝手な理由からです。「夫が離婚に応じないのは、私への気持ちが残っているからでは?」という幻想は捨てたほうがよいでしょう。あなたへの愛情があるなら、そもそも浮気に走ることはありません。また、相手女性への気持ちが真剣なら、あなたに頭を下げて離婚してもらい、相手と再婚しようとするでしょう。

 

一言で言えば夫は、妻以外の女性との浮気を楽しんだ後に帰る場所が欲しいのです。家庭という安定した基盤があってこそ、安心して浮気を楽しめるのです。夫にとって離婚するメリットはまったくないからこそ、離婚届にサインしようとしないのだと理解してください。

離婚届を勝手に出してしまってもいいの?

離婚を早急に成立させたいのは山々ですが、かといって勝手に離婚届に署名・捺印して市役所・町村役場に提出してしまうのは絶対にダメです。離婚届には夫婦それぞれの署名・捺印が必要ですが、勝手に相手の分の署名・捺印をしてしまった場合、外形的には形式を満たしているのでそのまま受理されてしまうことがあります。

署名・捺印を偽造して離婚届を提出する行為は、有印私文書偽造および偽造有印私文書行使という犯罪になってしまうので、くれぐれも気をつけてください。民法上でも、夫婦双方が同意していないまま提出された離婚届は無効となります。

離婚届を書かない夫への対抗策

裁判勝手に離婚届を出すのは禁じ手となれば、他にとりうる手段にはどのようなものがあるのでしょうか。まずは離婚の種類について知っておきましょう。離婚には協議離婚、調停離婚、裁判離婚の3種類があります。夫婦それぞれが離婚に合意し条件面でも折り合いがつけば協議離婚が成立します。

 

しかし、夫婦どちらかが離婚に応じない場合や条件面で合意に至らない場合には、家庭裁判所に調停の申し立てをおこなうことになります。調停では、調停委員の関与のもとで、婚姻を継続できない理由、すなわち夫の浮気の事実を主張していくことになります。夫が浮気を否定し離婚にも応じない場合には調停は不成立となります。夫が調停でも離婚に同意しないことが予想されるのであれば、次なるステップである裁判離婚を想定し、あらかじめ準備をしておいたほうがよいでしょう。

浮気の証拠は絶対に必要!

証拠
裁判離婚とは、家庭裁判所に離婚の訴えを提起し、離婚を認める判決を得ることです。裁判離婚をするには、調停を経ていることと法定離婚原因があることが必要です。浮気(不貞な行為)は民法770条に定める法定離婚原因の一つですので、あなたは裁判離婚の訴えを起こすことができます

 

裁判の場では、訴えを起こしたあなたのほうが夫の浮気を証明しなければなりません。証明するには証拠を客観的に提示する必要があります。証拠を示せないと、最悪の場合には、夫の浮気はあなたの妄想や憶測に過ぎないと判断され、訴えを棄却されてしまいます。本気で離婚を望むのであれば、離婚に踏み切る前に必ず証拠を確保しておきましょう。

証拠から突破口を開こう!

写真夫が離婚に応じず、浮気もやめない理由としては、家庭という安定した基盤があってこそ浮気が楽しめるからだと考えられます。

 

署名・捺印を偽造し勝手に離婚届を出してしまうと、有印私文書偽造および偽造有印私文書行使という犯罪になってしまうので絶対にやめましょう。

 

夫が離婚に応じない場合、家庭裁判所に調停を申し立て、調停でも離婚が成立しない場合は裁判離婚をすることになります。いずれにしても浮気の証拠は必須となるので、離婚に踏み切る前に必ず証拠を確保しておきましょう。