浮気相手のことがそれほど大事?

夫の浮気が判明し、家庭は崩壊状態に。それなのに浮気相手の家庭は何事もないままで、夫は「俺がしたことだから。彼女に責任はない」と浮気相手をかばいます。浮気相手と別れようとせず、離婚も承諾しない夫に対し、どのような態度をとればよいのでしょうか。

 

浮気相手をかばうくせに、なぜ離婚は承諾しないの?

浮気する夫男女の関係は理屈では割り切れないものです。浮気してはダメだと頭ではわかっていても、どうしても自分の気持ちをコントロールできないこともあります。夫も自分に非があることは重々承知しています。あなたが悪いのではないこともわかっています。浮気相手に対してはおそらく、不倫という厄介事に巻き込んでしまって申し訳ないと感じているのでしょう。だからかばおうとするのです。

 

残念ながら、夫の心が浮気相手の女性に向いていることは確かです。ただ、相手に対し真剣な気持ちを持っていてなおかつあなたへの愛情が冷めているなら、とっくに離婚を切り出しているはず。夫はそうなることは望んでいないということは、浮気相手への愛情はあっても生涯の伴侶とは考えていないのです。

 

俗に恋愛と結婚は別だといわれます。夫にとってはまさにその通りで、相手の女性は恋愛をするにはよくても結婚相手となるとまた別なのでしょう。夫にとってのベースはあくまで、あなたとの家庭なのです。だからまず自信を持ってください。

浮気相手に罪をつぐなわせることもできるけれど……

札束浮気は民法770条に定める離婚事由の一つなので、夫が離婚に同意しない場合、あなたは離婚を求めて訴えを起こすことができます。また、浮気は法律上、夫と浮気相手による共同不法行為となります。あなたは不法行為によって受けた精神的苦痛に対し損害賠償請求、つまり慰謝料を求めることができます。慰謝料は夫と浮気相手の双方に要求することが可能です。

 

このように、法律上あなたは守られるべき立場にあるのです。浮気の証拠は必要ですが、あなたは権利を行使して浮気相手に慰謝料請求してよいのです。ただ、夫が相手をかばっていることを考えると、あなたがそのようにした場合、夫の心はあなたから決定的に離れることは覚悟しなければなりません。法的にはあなたが被害者、相手女性が加害者なのですが、夫の目には正反対に映ることでしょう。

 

あなたは夫自身に不満を持っているわけではなく、夫があなたを差し置いて他の女性と関係を持っていることが許せないわけですね。ということは、夫の浮気関係さえ解決できれば、夫婦はまたやり直せる見込みがあるわけです。

忘れないで!いちばん罪深いのは夫

夫あなたが相手女性を恨み、相手の家庭も壊れてしまえばよいと思うのは無理もありません。しかし一度、視点を変えてみましょう。浮気のきっかけはわかりませんが、相手女性がどんなにちょっかいを出したところで、夫が応じさえしなければ何も始まらなかったのです。夫は既婚者として毅然とふるまうべきでした。始めた責任は夫にあるのです。この事実から目を背けてはいけません。

 

繰り返しになりますが、あなたは相手女性に損害賠償請求をする正当な権利があります。請求されたほうは家族に隠しておくこともできないでしょうから、あなたの望むとおり相手の家庭も壊れるでしょう。そうなればあなたは一時的には満足を味わうかもしれませんが、あなたと夫との仲も完全に終わることになります。

 

夫は自分が悪いことを十分自覚しています。相手女性にももちろん非はありますが、重要なのは夫と女性の関係ではなく、夫とあなたの夫婦関係ではないでしょうか。辛いでしょうがいちど自分の気持ちを見つめ直し、あなたが真に望むものは何なのか自分の心に聞いてみてください。

浮気に振り回されないで!大切なのはあなたと夫の関係

夫婦夫が浮気相手をかばうのは、相手に好意を持っているということもありますが、何より責任は自分にあることを自覚しているからだと考えられます。離婚に同意しないのは、夫が基盤としているのはあなたとの家庭であることを示しています。

 

浮気は法律上、不法行為となるので、あなたは夫と浮気相手に対し損害賠償請求、つまり慰謝料を求めることができます。浮気の証拠を集めることができれば、あなたの主張が認められる可能性は高いでしょう。

 

ただ、夫と浮気相手の関係さえ解消できれば、夫婦の仲を修復できる見込みはあります。いちど冷静になって、自分の気持ちを見つめ直してみることをおすすめします。