頼みの綱は親だけ

浮気相手がまだ若い場合やどうしても反省の態度を見せない場合、浮気相手の実家にも連絡をしたいと思うことがあるのではないでしょうか。浮気相手の親にも娘が何をしたのかしっかりと理解してもらいたい。自分のしたことの罪の重さを実感させるには、親から話してもらうことができればより確実な気がしますね。浮気相手の親と接触する際の注意点を見てみましょう。

相手の実家を調べるには?

田舎のいえ最もよいのは弁護士に依頼することです。浮気相手の電話番号がわかるなら、弁護士を通じて弁護士会照会制度を利用することで、相手の住所がわかります。住所がわかれば住民票もとることができます。住民票を確認すれば本籍地がわかります。

通常の場合、実家が本籍地となっているので、本籍地で戸籍を確認すれば相手の親の名前が判明します。個人情報保護の観点から、裁判所からの通知があった場合や弁護士から請求があったときのみしか役所は住民票を出しません

また、本来、浮気相手の親は娘の不倫問題とは無関係な立場です。内容証明郵便を作成する名目で上記の調査を弁護士に依頼しても、相手の親の住民票の情報を直接教えてもらうことは難しいでしょう。親は法的に無関係という理由から、内容証明郵便の送付そのものを断られる場合もあります。

相手の親には慰謝料請求できない

おやどんなに年齢が若くても、浮気という不法行為に対して責任を負うのはあくまで本人のみです。相手の親に法的責任はないので、本人が払えないからといって親に支払いを強いるわけにはいきません。相手女性に経済力がなく、慰謝料の減額を要求してきた場合には、分割で払ってもらうようにすればよいでしょう。

ただし、相手の親が何らかの理由により任意で支払いを申し出た場合は、申し出を受けることには何も問題はありません。

注意!名誉毀損になる可能性も

罪刑法に定める名誉毀損罪は「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した場合に成立する」とあります。「公然」とは不特定または多数の者が認識しうる状態とされています。親に知らせるという行為が「公然」に該当するのかが焦点となりますが、不倫の事実を相手の親だけに知らせるのであれば不特定多数とはいえないので、名誉毀損罪にはあたらないと考えられます。ただし民事では、相手からプライバシー侵害で損害賠償請求されるおそれがあります。

相手の親に娘の不始末を伝えるべき理由はありません。子供とはいえ相手はもう大人なのだから、親を巻き込むのは決しておすすめできることではありません。ただ、相手に反省の色が見られない、態度があまりにも悪い、慰謝料の支払いにも応じないなどの事情がある場合には、第三者でそれなりに社会経験もあるであろう親をいれたほうが話し合いはスムーズになる可能性があります。

もし親に伝えるなら、伝え方が重要です。「お宅の娘さんが夫と不倫したせいで離婚することになりました」という感情的な言い方は絶対にしないように気をつけましょう。模範解答は「実はお宅のお嬢さんは私の夫と浮気しています。夫は離婚歴があり、過去に何度も浮気を繰り返してきました。お嬢さんの今後が心配なので、迷いつつもお話しさせていただくことを決断しました」と穏やかに話してください。相手の親は我が子がいちばんかわいいのだから、娘のためと言われればあなたの言葉に耳を傾けるはずですよ。親が常識的な人物であれば、ふるまいを改め慰藉料の支払いに応じるように浮気娘を説得してもらえる可能性もあります。

「親の顔が見てみたい」とはいうけれど

おや浮気という不法行為に対し責任を負うのはあくまで本人のみで、親には法的責任はありません。したがって、相手の親に対し損害賠償請求をすることはできません。ただし、親が任意で支払いを申し出た場合には、支払いを受けるのは問題ではありません。

相手の親と直接話す際は感情的になるのを避け、娘さんの行く末を案じているという言い方をするとよいでしょう。